東洋医学の観点では、身体が体力を整えて改善される際に、いろいろ現れる症状のことを「瞑眩反応(めいげんはんのう)」と呼び、不快な症状が出ることも多いです。
東洋医学的治療の際に起こる、治癒反応、いわゆる好転反応のことをいいます。
体の中で巡りはじめると、溜まっていたものが流れ、不要なものが排出され、それに伴い様々な症状が出るといわれています。
便や尿で排出されれば、尿が増えたり、下痢をしたり、血が巡ると、滞っていたものが月経時に塊として出たりします。
主な瞑眩反応としては
- 眠さを感じる
- おならが立て続けに何度も出る
- あくび、生あくびが出る
- 足裏以外のところに熱を感じたり痛みを覚えたりする
- 目やに、鼻水、タンが出る
- 頭痛、だるさ、しびれを感じ発熱する
- 尿の量が増えて色がにごったようになる
- 臭い尿が出る
- 足が腫れる
- 足の裏や手のひらからじっとりとした汗のようなものが出てくる
- 静脈が浮き上がって太くなり、目立つ
- 体臭が強くなる
などが挙げられます。
またこのような瞑眩反応ではなく次のような反応を示す人もいます。
(両方の反応が出ることもあります)
- 気分が明るく、積極的になり多幸感が強くなる
- 体が軽くなる
- 肌がつやつやとしてピンク色に輝く
- 顔つきが穏やかになる
- 目が大きくなる
これらの状態がはっきりとわかる人もいればそうでない人もいます。